■MLB パドレス 6ー4 ジャイアンツ(日本時間1日、メキシコ、エスタディオ・アルフレド・アルプ・エルゥ)

パドレス・ダルビッシュ有(36)がメキシコでのジャイアンツ戦に登板。6回で97球、被安打9、被本塁打3、奪三振9、四死球0、失点4だった。

ダルビッシュにとって未踏の地・メキシコでのマウンド。この球場は標高2240mにあり、富士山・吉田口の5合目付近(標高2300ⅿ)で野球をやっている感じになる。気圧が低く、ボールに対して空気抵抗が少ない為、ボールが飛びやすくなり、前日(日本時間4月30日)の試合では両チーム合わせて11本のホームランが出る乱打戦となった。

今季、被本塁打0本のダルビッシュは1回、ジャイアンツの1番・L.ウェイドJr(29)にカウント3-1から137キロのカットボールをすくい上げられライトスタンドへライナーで飛び込む先頭打者アーチを浴びた。ダルビッシュは今季5試合目にして初被弾となった。

2回には6番・JD.デービス(30)に外角の136キロのカットボールを当てられるとライト方向に上がり、これがフェンスオーバー。ダルビッシュも両手を挙げて驚きの表情をした。

慣れないマウンド、高い標高に苦しむダルビッシュは4回、先頭の4番・M.ハニガー(32)の1球目、152キロのストレートをコントロールミス。甘く入りレフトスタンドへこの試合3本目の被弾となった。その後も3連打で1点を奪われるなどこの回も2失点とゲームを作ることが出来ない。

5回、この試合初めて3者凡退に抑えると6回は先頭の5番・M.コンフォート(30)を153キロのストレート、6番・JD.デービスを155キロのストレートで2者連続三振、8番・J.バート(26)は140キロのカットボールとこの回のアウトは全て三振で奪った。ダルビッシュは6回を投げ97球、被安打9、被本塁打3、奪三振9、四死球0、失点4、序盤に3本のホームランを打たれたが8回にチームが逆転しダルビッシュの負けが消えた。