最近、けん怠感や、頭痛、肩こり、気分の落ち込みに悩まされていませんか?それ、実は寒暖差が大きいこの季節におきる、‟春バテ”かもしれません。そのままにしておくと五月病につながる恐れも。
症状を改善するための「入浴」や「睡眠」のポイントを、神経内科の医師に聞きました。
寒暖差が7℃以上ある日は“春バテ”に注意

最近、昼の気温が高く、朝晩冷え込むことが多くあります。東京の最高気温と最低気温の差を見ると、4月23日が10.5℃、25日が10.6℃と、1日の気温差が10度を超える日も少なくありません。気象予報士の森朗氏は、「日中の気温が高いので、特に体に負担がかかるのではないか」と指摘しています。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長によると、1日の気温差が7℃を超えると“春バテ”に注意が必要だということです。具体的には、
▼けん怠感
▼頭痛
▼肩こり
▼気分の落ち込み
などの症状が出やすくなります。
暖かくなったり寒くなったりすると、人間の体は体温を一定に保とうとして自律神経が過剰に働いてしまいます。それにより‟春バテ”が起こるのです。
久手堅院長は、「今“春バテ”の症状がなくても、自律神経が乱れている可能性がある。日常生活を改善しないと、五月病になる恐れもある」としています。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長:
現状4月において寒暖差がかなりあって、温度調整をする自律神経に負担がかかってしまって不調が出やすい。その不調も様々で、全身けん怠感、冷え、頭痛、肩こりやメンタル的な不調が出てきやすくて、さらにこのままゴールデンウィークに入ってしまう。
そこでまた環境が変わって、ゴールデンウィークあけにまた不調が出やすくなる。
“春バテ”の要因が強くなりそうな感じはありますね。実際不調の方も増えています。