宮崎県都城市で刺しゅうの教室を開いている女性が、今年、ハンドメイド作品の全国コンクールで最高賞の内閣総理大臣賞を受賞しました。
作品に込めた思いや刺しゅうの魅力を聞きました。
繊細で柔らかな刺しゅうの数々
今にも飛んでいきそうなチョウチョに、元気に遊ぶ犬や猫。
この繊細で柔らかな刺しゅうの数々は、都城市の吉垣良子さんが手がけたものです。



(吉垣良子さん)
「うちの庭で甥っ子と姪っ子がシャボン玉をしていて、猫がいるので、動物たちがわいわいしている感じですね。いろんな糸を使っているので、それも変化が出てやっていても楽しいですね。次はどんな材料を使おうと思ったり」

日傘に刺しゅうでジャングルの動物を描いた「Jungle tour」
吉垣さんが去年、制作した作品「Jungle tour」。
エメラルドグリーンの日傘に刺しゅうを施し、ジャングルに暮らす動物たちが描かれています。


(吉垣良子さん)
「メガネザルが止まっている木のところには、アリを刺しゅうしているんですけど、近づいてみないと分からないかもしれないんですけど、ワクワク感を入れたいなと思って」

吉垣さんのアイデアが散りばめられたこの作品は、全国からさまざまなクリエイターたちのハンドメイド作品を募集するコンテストで見事、内閣総理大臣賞を受賞しました。
(吉垣良子さん)
「驚きしかなかったです。今、精いっぱいできることをして、それが結果に出なくてもそれは仕方ないんだと、頑張ればいいんだと思っていたんです。それが賞という形で評価されたと思うとすごくうれしいですね」

