来月2日の「八十八夜」を前に、長崎県内有数のお茶どころ、佐世保市世知原地区では、一番茶の茶摘みが盛んに行われています。

触るとまだ柔らかいお茶の新芽、10センチほど伸びたところを機械で摘みとっていきます。

佐世保市北部の世知原町。山間部に広がる茶畑では、先週から茶摘みが始まりました。

標高は200メートル以上。昼と夜の寒暖差が大きいため、品質の高い茶葉が育つのが世知原の特徴です。

ことしは例年にくらべ、春先の気温が高く適度に雨も降ったことから、茶葉の生育は良好だといいます。

記者:「いかがですか、ことしの出来栄えは?」

生産者・田代 興一郎さん:
「まあ上等だと思います。なるべく上の方だけ摘むようにしています」

柔らかい葉を多く摘み取ることで渋みが少なく、まろやかな味わいのお茶に仕上がるということです。

世知原での茶摘みは、来月初旬まで続きます。