12日に長崎入りされた天皇皇后両陛下と愛子さまは、13日午前10時半すぎ、長崎市の「恵の丘長崎原爆ホーム」に到着され、入所している82歳から98歳の被爆者8人とご懇談になりました。

陛下は「いかがお過ごしですか」と入所者にたずねられ、「色々と大変でいらっしゃいましたね」「お大事になさってください」などとねぎらいの言葉をかけられました。

皇后さまは被爆体験をお聞きになり、「お辛かったでしょう」「お体に気を付けて」と声をかけられました。

愛子さまは「普段はどの様に過ごされていますか?」など、ホームでの暮らしを聞かれる場面もありました。

入所者は「お会いできてうれしいです。夢のようです」と話し、愛子さまには「大きくなられましたね」と声をかけていました。懇談した被爆者の中には、お三方と握手をする人や、涙を見せる人もいました。

ご一家は、車椅子に座る入所者の目線に合わせ、終始中腰の姿勢で、懇談されました。

両陛下と愛子さまは、13日午後には長崎県美術館を訪れ、「全国障がい者作品展~アール・ブリュット展~」をご覧になる予定です。