石川県小松市の芦城公園(ろじょうこうえん)では、国内でも有数の大藤(おおふじ)と呼ばれる樹齢210年を超えるフジの花が見頃を迎え、可憐な紫の花が市民の心を和ませています。

大藤は高さ3.5メートル、幹が曲がりくねった独特の根元周りはおよそ8メートルもあり、藤棚は400平方メートル以上の広さです。フジの花は平年より10日ほど早く今月中旬から咲き始め、可憐な紫の花が訪れた人たちの頭上を覆いつくしています。

また、藤棚の近くには子どもたちの健やかな成長を願い、来月5日のこどもの日に合わせてこいのぼりが掲げられています。小松市ではフジの花を自宅から楽しんでもらいたいと、ライブカメラを設置し、市のホームページから見られるようにしました。

芦城公園の大藤は天候にもよりますが、5月上旬まで楽しめるということです。