ことし3月まで行われた今シーズンの寒ブリ漁の水揚げは前のシーズンの2倍となり、過去10年平均並みで好調に推移しました。

県水産総合センターによりますと、去年11月からことし3月までの寒ブリ漁の期間中、定置網による水揚げ量は493トンで、前のシーズンの233トンに比べ2・1倍となり、過去10年平均並みとなりました。当初、今シーズンの水揚げ量は207トンと不漁が見込まれていましたが、予想を上回る結果となりました。

今シーズンは寒ブリ漁序盤の去年11月初旬から水揚げが堅調で、特に年末年始にまとまった水揚げがあったということです。予想を上回る水揚げ量となった要因について県水産総合センターは、今シーズンは富山湾の水温が高く、寒ブリが能登半島沿岸に近づきやすい状況だったことが考えられるとしています。