酒蔵やワイナリーなどが多くある新潟市西区・西蒲区・弥彦村エリア。
その醸造文化を“発信”する新たな施設が誕生しました。


新潟市西区にある高野酒造の敷地内に出来た情報発信拠点『KULABO(クラボ)』。
酒蔵の「蔵」と研究施設の「ラボ」をかけ合わせたネーミングです。

【記者レポート】
「中に入ると、明治120年創業の高野酒造の商品があり、横にもワインやお酒が棚一杯に並んでいます」

新潟市西区・西蒲区・弥彦村を一円とする『にしかんエリア』には、酒蔵が8軒・ワイナリーが6軒・地ビールブルワリーが2軒と、醸造会社が多く存在します。

新たなこの拠点でそれぞれの事業者をつなぎ、地域一丸で『にしかんエリア』を盛り上げようというのが狙いです。

【高野酒造 高野英之社長】
「自分1人で勝てるほど甘い時代でもないですし、よそのメーカーさんの力も借りながらみんなで勝とうという狙いがあります」

施設内には、「にしかん」以外も含めた新潟県内およそ30蔵の日本酒が揃うショップや試飲コーナーの他、瓶詰やラベル貼りなど酒造りの工程を大きな窓から見ることのできる「オープンファクトリー」も併設されています。

情報発信拠点『KULABO』は4月29日に開館予定で、今後は酒蔵の見学ツアーも予定されているということです。