「商品が入荷できず販売できない」。これからの季節に必要なエアコンや洗濯機など、一部の家電が家電量販店品薄になり始めています。原因は“上海ロックダウン”。日本の損失は、「月1000億円」の試算も。何が起きているのでしょうか?

■「この商品は受注を一時停止しております」


東京都内にある家電量販店。豊富な品揃えですが、よく見ると陳列されている家電製品のいくつかに“お詫び”の文字が。


上新電機王子店 寺内豊主任
「日立さんの縦型の洗濯機が、その商品になるんですけれども。このような形で、新規の受注停止という張り紙をさせていただいて、販売ができない状態になっています」

一部メーカーから商品が入荷できず、販売できない状態だといいます。

調理家電の売り場でも・・・

上新電機王子店 寺内豊主任
「商品自体もないようなところも、出てきております」

暑い夏を控え、これから必須となるエアコンも、一部の商品で品薄だといいます。

上新電機王子店 寺内豊主任
「商品によっては、完全にもう受注も受けないでくださいっていうのは本当に初めてでしたので。やはり、中国のロックダウンが解消されない限りは、戻らないのかなと感じておりますね」

徹底して感染を抑え込む中国の「ゼロコロナ」政策。

上海の町からは人が消えた


特に中国・上海では、事実上のロックダウンによって、大きな影響が出ています。

日系企業の工場稼働状況
(出典:上海日本商工クラブ)
▼未稼働63%
▼3割以下の生産水準28%


実に91%が、この1か月ほとんど生産出来ていないといいます。

マツダ 丸本明社長
「今期はもう既にですね、11日間休業しています」

自動車大手のマツダは、部品が届かないため、4月から5月にかけて国内工場の稼働を一時停止。

ある大手自動車ディーラーの営業担当は・・・

大手自動車ディーラー営業担当
「展示車や在庫車を購入されても、カーナビの在庫がなく、納車をお待たせしてしまう状況です」

記者
「無印良品では、上海ロックダウンの影響で、在庫が一部なくなっている商品があるといいます」

棚やテーブル・ソファなど、約40品目が販売停止になりました。

一方で、生理用品やマスクなど、不織布の製造を手がける企業では、ロックダウンの影響を最小限にする対策を取っています。

金星製紙 石川雅友課長
「材料の一部に中国製を使っていますが、上海港を使わないような迂回ルートを用いて輸入をしております」

早い段階で、輸入を上海の港から別のエリアの港に切り替えたことによって、影響は避けられたといいます。

金星製紙 石川雅友課長
「欠品しないように早めに備蓄に入ったので、すぐに深刻な状況になるということは我々はありません」