メジャーリーグ、ヤンキースのオーナーグループに加わった実業家の南壮一郎氏(46)が24日(日本時間)、ヤンキースタジアムで取材に応じ「夢が実現した」と喜びを語った。

父親の仕事の影響で6歳からカナダで育った南氏。「最初英語も喋れない中自分を救ってくれたのがスポーツ」で、地元のMLB球団、ブルージェイズを好きになったという。
その後、ヤンキースのオーナーだったスタインブレナー氏に憧れ、「いつかMLB球団のオーナーになりたい」と10歳の頃に抱いた夢を実現させた。
南氏は「今回本当に色々な方のサポートもあって実現したことが、非常に嬉しく感じております」と感謝を述べた。

ヤンキースのオーナーグループは、筆頭オーナーのハル・スタインブレナー氏を中心としたパートナーシップ制度を採用していて、今回、南氏がオーナーグループのパートナーの一人に。「株式会社でいうと、少数株主のような形でパートナーの一員として加わっている」という。日本人がヤンキースのパートナーとなるのは球団史上初となる。

■南壮一郎氏
1976年6月15日生まれ、静岡県浜松市出身。ビジョナル株式会社代表取締役社長。モルガン・スタンレー証券株式会社を経て2005年からプロ野球に新規参入した楽天イーグルスの創業メンバーの一人として、ゼロから新規球団を立ち上げに携わる。09年には転職サイトのビズリーチを創業。