スープ専門店「スープストックトーキョー」が全店で離乳食を無料提供すると発表したところ、SNSで賛否の声があがっています。なぜ、ネットが大荒れになっているのでしょうか?

離乳食無料提供に SNSでは「素晴らしい取り組み」」「本当に嫌なんでやめてください」

熊崎風斗キャスター:
スープ専門店「スープストックトーキョー」は公式ツイッターで「4月25日(火)より全店で離乳食・キッズセットの提供をはじめます。離乳食(後期)の無料提供を全店で行うことになりました」と発表し、閲覧数2700万を超える大きな反響がありました。

返信されたコメントには・・・
「子連れだと入れる店は少ないので素晴らしい取り組み
「スープと離乳食の相性は良さそう」
「最悪だわ もう行けない」
「本当に嫌なんでやめてください ギャーギャー騒がれるの聞くために行きたくないです
といった賛否の声が上がっています。

スープストックトーキョーは東京、大阪、福岡などで63店舗を展開しています。店舗ごとに具沢山のスープやカレー、おかゆなどたくさんの種類が用意されています。

Nスタにもよく利用している女性スタッフがいました。
20代女性スタッフ「手軽に美味しいスープが食べられて1人でも入りやすいお店
30代女性スタッフ「ほとんどが“女性おひとり様”男性客はあまり見ないかも・・・」

スープストックの魅力 「女の吉野家」「女の名代富士そば」

この離乳食無料提供についてツイッター上ではこんな意見がありました。
スープストックトーキョーは女の吉野家ポジション。ベビーカーおいたり幼児がいたら邪魔だろ!もう行かない!と言ってる構図」

この投稿に対してコメントが続々集まっています。
「たしかに吉野家がそうなったら ちょっと行きづらくなる」
「女の吉野家っていうより、女の名代富士そばだと思う」
どっちも美味しいよ
いろんな形で派生してしまっています。

井上貴博キャスター:
私は独身ですが、このスープストックトーキョーの企画は大賛成です。今回の件に関して混乱をきたしているのは報じ方ではないかと思いました。多くある意見のなかで過激なものを引っ張り出して“大炎上”とか“大論争”っていくらでもできるんですよ。それを誘導しているだけで俯瞰して全体を見ると、別に普通ですし、反対意見を否定しているわけではない。
自分自身、報じる側にいる1人の人間として気をつけないといけないですね。

ノンフィクションライター 吉川ばんびさん:
私もそう思います。一部の過激な人、過激な言説に対して“それを言ってる人”と“それを楽しみたい人たち”がワーッと拡散した結果、世の中のみんなが知ることになり、かつての2ちゃんねるのようなお祭り状態になってしまったと思います。

ツイッターは一般の利用者が増えています。お祭りの耐性がないので突然ツイッターで過激な意見を見てびっくりしてしまったのではないでしょうか。

日比麻音子キャスター:
そもそも「女の吉野家」という表現は違和感しかないですね。

ノンフィクションライター吉川さん:
私も吉野家に1人で行って食べる派なので、それを言われちゃうとね。逆にスープストックにはまだ行ったことがなくて・・・

井上キャスター:
性別でくくるのがナンセンスというのは前提ですが、こういったことに企業は今、クレームが入ったらどうしようとピリピリしています。スープストックトーキョーには冷静な判断をしていただきたいと思います。

ノンフィクションライター 吉川さん:
過剰にびっくりする必要はないと思います。ノイジーマイノリティや、一部の過激な言説を楽しむ人たちの圧力に負けないでほしいです。本当に素晴らしい取り組みなので、強気でいってほしいなと思います。