2024年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け石川県加賀市の片山津温泉では、新たな観光の目玉として花火を低く打ち上げ迫力を楽しむサービスを始めます。

45度の角度で発射する”斜め打ち花火”



この「斜め打ち花火」は、花火を45度の角度で低く打ち上げることで音や振動をまじかで感じることができます。

19日夜には、片山津観光協会や旅行代理店の関係者が見守る中、柴山潟で初めての打ち上げが行われました。

片山津温泉観光協会 金子達郎会長



片山津温泉観光協会金子達郎会長
「花火が上にあがるのではなくて、自分のところに近づいてくる臨場感を存分に味わってもらえれば」

花火の迫力をまじかで楽しめる



一般的な打ち上げ花火は上空およそ300メートルで爆発するのに対し、斜め打ち花火は、60メートルと低いため柴山潟の近くにある小松空港や航空自衛隊小松基地の許可を得る必要がありません。

このため片山津温泉観光協会では花火の迫力を楽しめる「斜め打ち花火」を新たな観光商品として個人や団体の宿泊客に販売する計画を進めていて、毎年、8月に行われる納涼花火大会に続く観光の目玉になるよう期待を寄せています。