日本人への波及効果も。市内の温泉地は名称に“盛岡”追加し集客に期待
さらに今回の選出はインバウンドだけでなく日本人への波及効果も生み出していた。中心部にある土産店では前年2月と比べ売上は1.5倍、来店客数は1.3倍になっているという。盛岡市の谷藤裕明市長は今回の盛り上がりについて。

盛岡市 谷藤裕明市長:
地方都市に光を当てていただいたということに大変びっくりもしましたし、大変うれしく思いました。市民の皆さんもおもてなしの心のある街というものを心がけてまちづくりをやってきていますので、居心地のいい空間をぜひ楽しんでいただければいいなと思っています。
盛岡市内唯一の温泉地「つなぎ温泉」は国内外の観光客でにぎわいを見せる中、地元の観光協会はある決断をした。

盛岡つなぎ温泉観光協会 菊地善雄会長:
今までは「つなぎ温泉」という名前でしたが、これからは「盛岡つなぎ温泉」と名称を変更します。
900年以上の歴史を持つ温泉地の名称を2023年度から変更すると決めた。そのわけは。
盛岡つなぎ温泉観光協会 菊地善雄会長:
かねてより「『つなぎ温泉』はどこにあるの」というお客様からの問い合わせが多かったのです。つなぎ温泉は盛岡の市内にあるんだよと。
パンフレットなどの表記の修正が急ピッチで進められている。これまでにないビッグチャンスをものにしたいと周辺のホテルも大きな期待を寄せる。

ホテル紫苑 営業本部長 遠藤直人氏:
この3年間本当に何もできない状態だったので、やっと希望が見えてきたと。3月は1日1組ぐらいは外国人客がいる状況です。ニューヨーク・タイムズをきっかけにして、国内ももちろん海外のお客様にどんどん来ていただきたいなと思いますし、盛岡というワードを使った盛岡つなぎ温泉は集客に相当期待ができるかなと思っています。