グランドオープンを5日後に控えた4月10日。
安全対策を入念に確認します。


■南島さん「自分たちは悲しい思いをしているので もう悲しい思いをしたくないし 来た人に楽しんでもらいたいので 安全には気を付けて心がけてやっている」


おととし(2021年)9月、当時63歳の船頭の男性が舟から転落し、現在も行方不明となっています。


「二度と悲劇を起こさない」と安全を心に誓う南島さん。
舟や備品の点検はもちろん、操船技術の向上にも励んできました。


■南島さん「いつもの水位が2センチ変わるだけで 川の状況は変わるので通るコースも変わってくる 安全のために毎回川を見て確認している」


迎えたグランドオープン。
南島さんは運航再開後の一番最初の舟を任されました。


客との会話に自然と笑顔がこぼれます。


およそ6キロ、30分ほどの船旅。無事に大役を務めあげました。


■南島さん「本当にすごくいい気分です お客さんが降りていくときに『楽しかったよ』と笑顔を見せてくれて 自分もまたうれしく思った 休止期間があって火が消えかかったところもあったが きょうを迎えられて これからもずっと106年の歴史を僕から次へ次へとつないでいきたい」