青森県立美術館のシンボル「あおもり犬」の清掃作業が行われ、訪れた人たちを出迎える準備が進んでいます。

弘前市出身のアーティスト、奈良美智さんが製作した「あおもり犬」は冬の間にほこりや砂で汚れがつくため毎年この時期、年に1度の清掃が行われています。「あおもり犬」は2022年10月に塗装の浮きやひび割れの塗り直しを行っており、今年の作業はいつもの年とは少し異なっています。

※レポート 楠原彩加記者
「今年は、再塗装してから初めての作業のため、洗剤を使わず、このようにやさしくシャワーで洗っていきます」

作業員たちは足場を組むと、タオルやスポンジを使って高さ8.5メートルのあおもり犬の汚れを丁寧に落としました。

※作業員は
「本物の犬を洗うように優しく。黄砂もあったと思うがそれもきれいに流せるように心がけてきれいにしました」
※青森県立美術館唐牛雅範主幹
「少しでも多くの皆さんに何回でも足を運んでいただいてあおもり犬を見ていただければ、そして美術館を楽しんでいただければと思います」

「あおもり犬」につながる連絡通路は4月22日から開放され、きれいになった姿で訪れた人たちを出迎えます。