長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が15日、全線で開通しました。


長野県側の玄関口となる大町市の扇沢(おうぎざわ)駅では、15日朝、関係者がくす玉を割って開通を祝いました。
そして、海外から訪れた団体客などが電気バスに乗り込んで、黒部ダムに向けて出発しました。



黒部ダムはあいにくの雨模様となったものの、訪れた人たちは残雪の立山連峰やダムをバックに写真を撮ったり、周辺の散策を楽しんだりしていました。


一方、富山県側の高原道路の両側にそびえ立つ雪の壁「雪の大谷」は、今シーズンは暖冬だったため高さが13メートルほどで、2016年と並んで最も低くなりました。
入国制限の緩和などもあって、海外からの団体客の予約も好調という立山黒部アルペンルート。

営業は11月末まで行われ、人気の黒部ダムの観光放水は6月下旬から始まります。