更なる観光の盛り上がりへ、追い風となるのでしょうか。
愛媛県松山市の道後を舞台にしたアートイベント、「道後アート2023」が
14日開幕し、商店街の印象をがらりと変える色彩豊かな作品が登場しました。

(山内可菜子アナウンサー)
「こちらの商店街、沢山の色に包まれています。思わず何度も往復したくなるようなアートです」

「道後アート2023開幕で~す、どうぞ!」

道後商店街を鮮やかに彩る道後アート2023のシンボル作品。

フランス出身の建築家で、アーティストやデザイナーとして国内外で活動するエマニュエル・ムホーさんが手掛けました。

(エマニュエル・ムホーさん)

「私自身が最も美しいと思って作った100色で構成されている
 インスタレーションです」

和紙を使った特殊な素材で作られた大胆かつ繊細なアート。

特徴は、何といっても豊かな色彩です。およそ150メートルにわたるグラデーションが鮮やかな空間を作り出していて風に揺れるたびその表情が変化します。

(地元の人)
「全然違う所に来たみたいでびっくりした」
「商店街自体がアートに包まれると、今までとは全く違う感じがする」
「これがあることですごく明るく見えて素敵だなと、この旅の印象に残った雨の日でも気持ち落ち込まないで行けるかなって思う」

ムホーさん自身も、作品を通じて、色の力を体感してほしいと話します。

(エマニュエル・ムホーさん)

「身の回りにある色を少し意識してみてもらうと嬉しい色はやっぱりすごくパワーがある人々を笑顔にする力があると思う」

この作品は道後アート2023の期間中、来年2月末まで展示されます。