全国から企業経営者ら1,000人以上が集まり、経済をめぐる課題について議論するセミナーが13日から長崎市で始まりました。

長崎では初開催となったこのセミナーは、企業経営者らでつくる全国44の経済同友会が、年に一度開いているもので、およそ1,000人が参加しました。

対面形式で開かれるのは4年ぶりです。

長崎経済同友会 森拓二郎 代表幹事:
「(新型コロナやウクライナ侵攻など)これまで想像すらしていなかったことが勃発し、これに伴い経済安全保障の重要性が改めて注目をされています。
我々 企業経営者が安全保障にどう向き合うべきか 熱い議論が交わされます」

13日は安全保障環境が大きく変わった近年『商品の供給網の見直し』など 企業がリスクにどう備えるべきか などについて専門家らが議論しました。

東京大学公共政策大学院 鈴木 一人 教授:
「これまでは価格が安ければ買うという時代、しかしこれからは相手が信頼できる相手なのか、国際社会のなかでどういうような行動をしているか──つまり 国際関係の知識が必要になってくる」

討論や講演は14日まで行われ、出席者は長崎県内各地の観光地を巡るツアーにも参加することになっています。