12日は広い範囲で黄砂が確認され、山陰両県でも空がかすむなどしました。影響は13日まで続く見込みで警戒が必要です。
12日朝、島根県松江市では。
記者 入江直樹
「上の方は太陽が見えますが、水平方向は真っ白に霞んでしまっています」
遠くの山や建物がかすんで見え、宍道湖は、霧とも違う白い宍道湖になっていました。
12日は広い範囲で黄砂が観測され、山陰でも物が肉眼で見通せる距離「視程」が松江市で5キロメートルになるなど各地で影響がでました。
記者 齊尾和之
「鳥取県湯梨浜町です。手前の木々の様子はよくわかるんですが、池の向こうの山はかすんでしまって、輪郭しかわかりません。木々の様子を見ることはできません」
街の人
「けさはあらっと思った。来たな!と思った。車の汚れは目立ちますね」
街の人
「アレルギーがあるんですけど、花粉症が子どももみんな。鼻水と目のかゆみがちょっとひどくなっているような気がします」
こうした中、米子市の自動車販売店。
新車・中古車など約230台を展示販売するこの店では、午前中から洗車対応に追われていました。
ネクステージ米子店 山田翔太さん
「黄砂の影響で汚れているので、洗車とかはこまめにやっていかないといけないかなと思う。1人だったら(1台)5分~10分くらいかかる」
気象台によりますと、黄砂は13日も予想されていて、車や洗濯物への付着や交通障害などへの注意を呼び掛けています。