陸上ハードル競技の期待の新星、宮崎西高附属中の高城昊紀選手を紹介します。中学の日本記録更新を目指し、文武両道で練習に励んでいます。
初の全国大会で優勝
宮崎西高附属中、陸上部。
現在、11人の部員が活動していますが、この中に、陸上界が注目する1人の選手がいます。
陸上部の主将を務める3年生の高城昊紀(たかじょうこうき)選手。

ハードル競技が専門で、今年2月、初めて出場した全国大会では60メートルで見事、優勝しました。
(宮崎西高附属中 高城昊紀選手・中3)
「初めてで全国の雰囲気に最初は圧倒されていたが、それでも宮崎の大会で自分がやっていることを意識して、いつも通りの平常心で頑張った」


「ワールドアスリート発掘・育成プロジェクト」のメンバー
小さい頃から走ることが好きだったという高城選手は、小学1年生から陸上競技を始めました。
5年生の時には、県教育委員会が主催し世界の舞台で活躍できる選手を育成する「ワールドアスリート発掘・育成プロジェクト」のメンバーにも選ばれています。

その後、受験のために一時、競技から離れた時期もありましたが、中学2年になった去年から記録がぐんぐん伸び始め、夏の九州大会の100メートルハードルで日本中学学年記録を塗り替えました。


(宮崎西高附属中 高城昊紀選手・中3)
「先輩たちとの練習で体力もついたりして、100mの走力が上がったので、それがハードルにもつながったのかなと」

自分で考えて、その結果、記録が伸びるところが楽しい
そんな高城選手が所属する陸上部ですが、練習メニューはなんと、各自で考えて行っています。
高城選手は、ユーチューブや他校との合同練習会で得た学びを日々の練習に生かしています。
(宮崎西高附属中 高城昊紀選手・中3)
「自分で考えて、その結果、記録が伸びるところが楽しいので、そこが一番の魅力。跳び方で全然タイムが違ってくるので、そこが僕がハードルの一番好きなところ」


高城選手は部員たちにとっても憧れの存在です。
(部員)
「一番はやっぱり速くてかっこいいという印象が強くて、僕はハードルをしたことはないが、100mも速くて憧れた」
「みんなよりプラスアルファでやっていることが多いから、一つ一つの行動でレベルが一段階違う」

