福島県内初の取り組みです。奥会津の観光地、柳津町にあるJR只見線の駅舎が、JR東日本から町へ無償で譲渡され、観光拠点として整備されることになりました。

去年10月に全線で運転再開したJR只見線の会津柳津駅。無人駅ですが、奥会津の観光地、柳津の玄関口になっています。

JR東日本は、地域振興のため駅舎を町に無償で譲り渡すことになり、12日、町と調印の文書を交わしました。線路と駅のホームはJRが所有しますが、駅の建物は町のものとなります。地域振興のために駅舎が譲渡されるのは、県内では初めてです。

柳津町では、今後、駅舎に観光案内機能やカフェスペースなどをつくり、早ければ来年4月にもリニューアルすることにしています。

柳津町・小林功町長「観光の起点として、あそこから柳津町の街なかを歩いて観光してもらえるような、そんな取り組みをこれからやってみたいなと思っています」

JR東日本では、沿線の地域と鉄道が共存していくためのひとつのモデルケースになればと話しています。