気象庁などよりますと、12日から14日にかけて西日本から北日本の広い範囲に黄砂が飛来し、12日午前に、九州や中国地方で黄砂が観測されたということです。近畿地方は12日午後から13日にかけて、飛来する見通しです。黄砂がなぜ春にやってくるのか?黄砂の人体への影響は?気象予報士の広瀬駿さんに解説してもらいました。

黄砂は北米やグリーンランドまで到達したことも

お天気通信(2021年4月9日配信より)

(春になると『黄砂』の話題をよく聞くような気がしますが、そもそも黄砂はどこでできるものなのでしょうか?)
広瀬駿気象予報士
「生まれ故郷は中国大陸の砂漠地帯です。黄砂はその大陸の方から飛んできます。東アジアの砂漠地帯(ゴビ砂漠・タクラマカン砂漠など)から強風により吹き上げられた大量の砂塵が、上空の偏西風に運ばれ、拡散・降下しながら日本の方向へ飛来します。小さな砂粒は遠くまで運ばれて、北米やグリーンランドまで到達したことも報告されています」

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