新潟県の糸魚川総合病院が産科医不足により4月から分娩を休止したのを受けて、梅谷守衆議院議員と糸魚川市議の有志あわせて6人が、医師の確保に一層取り組むように新潟県の花角英世知事に要望書を提出しました。
糸魚川総合病院では、県などと連携して1年以上前から産科医の募集を行っていますが、医師不足や医療現場の働き方改革という全国的な課題を背景に、確保のめどは立っていません。

糸魚川市内には他にお産のできる医療機関がありません。
そのために市外へ長時間の移動を強いられることや、大雪の場合には交通網が寸断されることに市民からは強い不安の声が上がっているとして、糸魚川総合病院の分娩継続に向けて医師確保の取り組みを強化するように要望しています。

花角知事は「引き続き努力する」としたうえで…

【新潟県 花角英世知事】
「ご理解いただきたいのは、医師の働き方改革。やはり医師を集中配置しないと働き方改革に対応できない。これも事実でして…」

【梅谷守衆議院議員】
「我々もそのことは重々存じ上げている。その上で、糸魚川も大変厳しい状況にあるので、どうか、もっと、もっと、少しでも、いいのでこっちに目を向けて対応してほしい」

糸魚川市の人口は昨年に4万人を割っており、市議らは人口減少対策の視点からも『分娩機能の存続』を求めています。