今シーズンの鳥取県のズワイガニ漁の水揚げ状況がまとまりました。資源の減少で全体では約534トンと昨シーズンより6%減少しました。
鳥取県のまとめによりますと去年11月6日から今年3月20日までの今シーズンのズワイガニ漁は、日本海の漁場での資源量の減少で、水揚げが昨シーズンより6%少ない約534トン、水揚げ金額はやはり6%少ない約30億6900万円でした。
単価はキロあたり5745円で過去最高を記録した昨シーズンとほぼ同じ水準となりました。
オスの松葉がにの水揚げは約227トン、金額は約19億500万円とともに昨シーズンを6%下回り、メスの親がにも水揚げは約268トン、金額は約10億8800万円で、ともに昨シーズンを下回りました。
一方、脱皮直後の若松葉がには水揚げ約40トン、金額約7600万円と、ともに昨シーズンを上回り、漁獲枚数制限や漁期短縮といった漁業者の自主規制の強化が、徐々に資源回復につながっているとみられるということです。
また、大きさや重さ、身入りなどが基準を満たす最高級ブランド「五輝星」の水揚げは272匹と過去最多となりました。