投票率は向上…なぜ?
若山教授
「投票率も能登や加賀で保守分裂の激しい戦いがありましたので、前回よりかなり関心が高くなりまして、投票率が上昇したというのは注目すべきポイントかなと思います。」

馳知事も自身の選挙なのかと思えるくらい告示前から動いていましたね
若山教授
「10年くらい前から大阪維新の会などもそうですけども、知事さんが自分の県政の運営を円滑にするために、議会は自分を支持する人たちで埋めたいという意思の表れなのではないでしょうか」
中村記者
「馳知事は今回能登地区を中心に、現職で自民党公認の対抗馬として立候補している新人候補の応援にも駆けつけ公務の合間を縫って街頭演説を行ったり、自身の県政報告会に呼んだりと、かなり力を入れてバックアップしました。」
若山教授は、馳知事の動きはどのように分析されていますか?

若山教授
「前任の谷本知事ではあまり見られなかった行動ということで、やはり行動面から見ても新しい知事のスタイルというものがよく見えていたのではないでしょうか。今回特に注目度が高かった輪島市選挙区や、珠洲市鳳珠郡選挙区などでは、かなり馳さんに支援された候補が善戦しましたので、そういった意味でもプラスの効果というのはあったと思いますし、前回無投票だった選挙区がかなり激しい戦いになったので、そういう意味でもプラスの効果はあったのかなと思います」