選挙戦で見えた課題…深刻な“なり手不足”

今回の選挙戦で若山教授はどのような課題が見えたと感じましたか

若山教授
「やはり石川県全体を見た時には、候補者のなり手不足というのが深刻だと思います。今回の新人候補者を見てみても、地方議員や秘書の経験を経て出馬した人が多いですね。そうなると多様な意見というのが候補者を通じて反映されるというのが無くなってしまいます。ですから多様な候補者が選ばれるような環境を整えていく必要があるのかなと思います。やはり輪島市選挙区とか、珠洲市鳳珠郡選挙区などで女性候補がかなり善戦していたのも印象に残っています」

選挙戦で見えた課題とは

女性議員の数という意味で、今回の県議選の結果は「足りない」と言えますか

若山教授
「石川県議会というのは、全国的に見ても女性議員が少ないというのもありますので、今回馳知事が投じた一石は、かなり評価できる面もあると思います。これからの知事の行動に期待するということでしょうか」