
広島市長選で4選 松井一実 市長
同時に3つ目の問題として、その直前の市長さんの問題意識が、球場跡地の活用方法。それについて、みなさんの議論が中途半端に終わっているというなことを聞いたので、その2つに決着をつけて、直ちに3つ目の問題の判断を的確にしたいということで、市長になってしばらくして、10月の秋口にはきちっと議論していただくための検討をするための委員会を立ち上げて、球場跡地だけじゃなくって、中央公園全体をどうするかを議論する中で整理をしてもらうということで、おおかた1年3か月かかったかな。
そうした中で今、出てきている、実は図書館などの中央公園にある施設について一通り議論していただいているんですよ。それをみなさん、どうも12年前だから忘れられているんじゃないかと。急に図書館問題が出てきたみたいなことを言われるんですけども、それはそのときにもすでに議論して、図書館の跡地をどうするっていう言い方でもう記述しているんですよ。だから、ある程度、移転ということは前提で、みんな施設を組み替えるという議論を始めましたね。そして、そのところに持ってきて、37万人の署名活動があって、サッカースタジアムを球場跡地にと来たから、先にそちらを整理しなきゃならんということになっていたら、中央公園の市営住宅の南側のところを玉突きで動かせるぐらいのイメージでやっていたのが、結局、球場跡地を大事にしようということで移ったから、動かす先がなくなったんですね。

図書館などは移転した後という言葉で書いたようにある程度、移転するということでやっていたから、どこで移転しましょうかという議論をしていただいて、広島駅前と紙屋町・八丁堀は両方やるんだから、こちらの方を少し考えていただこうかということで、こちらを中心に考えてもらい始めたというところなんですけども。そのへんの議論が足りないと言われているので、もう、いかんともしがたいんだけども、そんな気持ちがありますよね。
本名
そうすると、1期目から現在に至るまでいろいろと事情が変わりつつも、ずっと継続している課題。3期目を手がけられた時点で、やっぱり4期目っていうのは、当然のことながら松井さんご自身の中でおありだった。

松井市長
というのは、いろんなそういう大型の施設の作業が、わたしからすると4年ぐらい、みんな遅れちゃったんですね。サッカースタジアムを先行したために2年から3年、かかりましたでしょう。ですから、それをやりながら、あとソフトについて何とか手をつけたいと思っていたのが、なかなか手付かずで、ようやく去年、コミュニティの活性化であるとかソフトについて、これも2年ぐらいかけて準備をした中で、みなさんに問いかけることができたと、そんな思いなんですね。
本名
これからの4年間、「ハードからソフトへ」っていう言葉も新聞紙面で見られるわけなんですけど、具体的にそういったソフト面がどんどん増えてくると?