元担任指導員の“指導状況”と県の対応状況は
訓練生ごとに元担任指導員の言動等に対する受け止め方は異なっていたが、元担任指導員から元生徒の男性に対して不適切な言動が複数回繰り返されていたことが明らかになり、元担任指導員の元生徒の男性に対するハラスメントがあったと認めるに至った。このハラスメント被害の遷延が自殺に至る誘因の一つとなった可能性が考えられるところである。
また、元生徒の男性に対する県の対応についても、新潟校での被害を訴える元生徒の男性を苦情者として扱ってしまい、その後の元生徒の男性の相談窓口をきちんと伝えられず、事実上これを閉ざしたようになったことなど一部に悔やまれる点もあった。
問題点の存在と元生徒の男性の自殺との因果関係・原因は
本件事案は上記問題点がきっかけとなったと認められるところであるが、上記問題点以外の要因も存在すると思われる。元生徒の男性が自殺するに至った原因は上記問題点といくつかの要因が絡み合っていた可能性が高い。その絡み合った要因の中で、自殺に至る原因とそのプロセスのいくつかを推論することはできても直接的な因果間関係を特定することは本件調査・検証した資料から説明することは困難であるとの結論に至った。














