第三者調査委員会が調査・検証した内容
第三者調査委員会による調査、検証事項は以下の通りです。
(1) 元担任指導員による暴言・暴行の有無を含む元生徒の男性への在籍当時の指導状況
(2) 元生徒の男性が卒業後に行った元担任指導員に対する謝罪要求にかかる県の対応状況
(3) 元担任指導員の言動・行為や県の対応と自殺との因果関係の有無を含む元生徒の男性が自殺することに至った原因
第三者調査委員会の調査結果の概要
(1) 第三者調査委員会は、元生徒の男性が訴えていた新潟校での「いじめ」をハラスメントとして捉え、その訴え及び調査から判明した事実のうち、元担任指導員の言動について複数のハラスメントがあったものと考えた。
(2) 元生徒の男性が訴えたことに対する県の対応については、後日の視点からは反省すべきいくつかの点は指摘しうるが、当時、元生徒の男性の自殺について県に具体的な予見可能性を考えることは困難であったとの判断に至った。
(3) 本件事案発生に至る元生徒の男性の心理的分析を行った。元生徒の男性の性格等から元担任指導員のとった各言動は、元生徒の男性のこころを深く傷つけるものであったと考えられるところではあるが、5年以上も経過した後に、元生徒の男性が自殺するに至った状況については、記録とその超過分析からは説明することは困難との判断に至った。
(4) 本件事案発生に至る過程からの医学的分析も行った。元生徒の男は不眠に対して産業医の指示量の抗不安薬の内服をしており、当初のころに比べ徐々に薬剤量が増えていき症状が徐々に重くなっていった可能性があると考えられた。他方、うつ病に主に見られる症状は、はっきりと認められず、医師も家族も本人の精神状態に気づきにくかった可能性がある。ただ、元生徒の男性の遺書の記載内容や、自殺に至る前日及び当日の元生徒の男性の行動等から、強い意思を持って自殺を実行しようと考えていた可能性が大きいのではないかと思われた。














