■MLB エンゼルス 3ー4 ブルージェイズ(日本時間8日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(28)が本拠地開幕戦となるブルージェイズ戦に“3番・指名打者”で先発出場。2試合連続ヒットをマークするなど4打数2安打(2三振)で、5試合ぶり今季2度目のマルチ安打をマークした。チームは2点リードの終盤に痛恨の逆転3ランを浴び無念の逆転負けを喫した。

試合前、大谷は花巻東高校の先輩でもあるブルージェイズ・菊池雄星(31)と約20分間、談笑するなどリラックスした様子。

1回、ブルージェイズ先発C.バシット(35)に対し、前の打席でM.トラウト(31)が先制の2号2ランを放ったが、大谷の第1打席はフルカウントからツーシームを見逃しの三振に倒れ、「トラウタニ」弾はお預け。この日本塁打後の“恒例の儀式”ではトラウトは麦わら帽子ではなく、大谷が賛同したという日本製の「兜」を被せられ、ベンチで祝福された。

第2打席は3回の1死走者なしの場面で、カウント1-2からチェンジアップを見逃しの三振。2打席連続で快音が響かなかったが、第3打席は2点リードの5回に初球のカーブをライトへ弾き返し2試合連続ヒットをマークした。

エンゼルスは先発のP.サンドバル(26)が4回に1死満塁でS.エスピナル(28)の二ゴロ間に1点を返されたが、打線は直後の1死一・三塁でスクイズを決め3-1とリードを広げた。

7回は2人目のM.ムーア(33)がマウンドに上がると2死一塁でJ.ハーゲット(29)に交代。だがハーゲットはG.スプリンガー(33)にヒットを打たれると、続くB.ビシェット(25)に逆転3ランを浴び、終盤に試合をひっくり返されてしまった。

追いつきたい打線は8回、先頭の大谷が二塁打を放って三塁まで進むがホーム生還ならず。9回も3者凡退で抑えられゲームセット。チームはこの試合わずか3安打で、トラウトの本塁打と大谷の2安打のみに留まり、本拠地開幕戦を白星で飾れなかった。