今年は「伊予熊谷」と「舞姫」を新たに公開

(気象予報士の前田智宏さん)
「それに加えて2023年は新たに公開される品種が二つあります。一つ目は『伊予熊谷』という品種です。これも八重桜で『伊予』という名前がついているとおり、愛媛県の四国中央市で栽培されている八重桜です。匂い桜ということで香りも楽しめるということです。『熊谷』というのは、香りが川の流れに乗って約4km下流の熊谷橋というところまで届くということから、『伊予熊谷』という名前が付けられたということです。そしてもう一つの品種が『舞姫』。こちらの品種は、つぼみの時は濃い紅色なんですが、花は淡い紅色で、花びらが15枚の八重桜ということです。ソメイヨシノなどと同じく、花が全部咲き終わった後に葉が出てくる品種なので、木全体が桜の花で覆われます。鑑賞性が高い品種と言われています。造幣局では新しい品種も楽しんでもらおうということで、構内の養成地で複数品種を栽培していて、いい状態になれば順次、一般公開していくということです」