沖縄県宮古島周辺を飛行中の陸上自衛隊のヘリコプターの消息がわからなくなっている事故で、ヘリはレーダーから航跡が消える2分前に、管制と交信をしていたことが分かりました。

浜田靖一防衛大臣
「防衛省自衛隊としては引き続き被害状況等の収集に努めるとともに、行方不明になっている10名の人命の捜索に全力を尽くして参ります」

きのう午後、陸上自衛隊の第8師団長ら10人を乗せたヘリコプターの航跡がレーダーから消え、消息が分からなくなっている事故では、機体に載せていた救命いかだや、機体の一部と見られる窓枠などが海域で見つかっていますが、隊員の行方は今もわかっていません。

こうした中、ヘリの航跡がレーダーから消える2分前の午後3時54分に、ヘリと下地島空港の管制が無線で交信していたことが分かりました。

また、防衛省は、ヘリの航跡が消えた位置について池間島付近としていましたが、その後の調べで伊良部島と宮古島の間であったとしています。