レンタリースは再整備にあたって、コストを抑えられるように今別に営業所を置かないことを決め、県内で初めて「駅レンタカー・セルフ」を導入しました。
駐車場の専用スペースに停めたレンタカーを、客がセルフで手続きをして乗ることになります。

※河村庸市キャスター「事前に会員登録を済ませたあと、このスマートフォンをかざすと簡単に車の鍵を開けることができます。車にのったあとは車のキーを返却から貸出にして抜くと使えるようになります」

手続きにスマートフォンの電子決済システムを使っていて、クレジットカードを登録する必要があり、その審査に3日程度かかるなどセルフならではの注意点は様々あります。JR東日本レンタリースはこうした点を周知しながら、利用の促進に努め、いまは1台体制の駅レンタカー・セルフの拡大を目指しています。
※JR東日本レンタリース新青森営業所 平山香織所長「今別のほうであれば観光シーズンじゃないと動かないので、これから徐々に夏のシーズンに向けて稼働していくのではないかと期待しています」
今別町は、レンタカーの再開で津軽半島の周遊観光に大きな効果を期待しています。いまは、駅から津軽半島の最北端、龍飛埼灯台へ行くときは乗合タクシーを使い終点で降りるのが主流です。ただ、レンタカーが使えれば日本海側まで足を伸ばすことができるようになり、利便性は向上します。


※今別町 阿部義治町長「いかに皆さんが利用してもらえるか観光客も仕事で来られる方も利用してもらって、セルフが利用しやすいこと、24時間対応なので、いまの1台がさらに2台3台になるのを期待しています」

今別町は、JR東日本レンタリースへ経費の半額を補助するなどの支援を続け、より二次交通の充実に力を入れたいとしています。
※河村庸市キャスター「奥津軽いまべつ駅から龍飛へ向かう交通機関の1つだった津軽線が、今運休しています。それだけに、レンタカーの再開は大きな意味があります。登録手続きに時間がかかるなど課題はありますが、利用が進んで、台数も増えていってほしいです」