セブン&アイ・ホールディングスは、日本の小売り業として初めて売上高が10兆円を超えたと発表しました。アパレルショップの「バーニーズ」の「ラオックス」への売却も決めています。

セブン&アイが発表した今年2月までの1年間の決算は、売上高が前の期に比べて35%増え、11兆8113億円となりました。国内の小売業としては初めての10兆円を超え、純利益も過去最高を更新しました。

稼ぎ頭としてけん引したのは国内外のコンビニ事業で、セブン-イレブンでのデリバリーサービス強化の取り組みや海外のコンビニ事業で2021年に買収した「スピードウェイ」の効果が出たとしています。

また、イトーヨーカ堂などスーパーストア事業は営業利益が36%減少、百貨店・専門店事業の営業利益は34億円あまりにとどまっています。

一方、きょう新たにアパレルショップの「バーニーズ」を免税店「ラオックス」に売却すると発表。コンビニ事業への集中を一段と進めています。