広島県出身の堀井さん夫婦と、長女のういさん。

8年前に隆秀(たかひで)さんの仕事で長野市に移住し、ういさんが生まれてから小川村で暮らすようになりました。


堀井さん夫婦の仕事場のひとつ、長野市安茂里(あもり)のアパート。

妻のあすかさんは、ここで鍼灸院を開いています。

■堀井あすかさん「人に触れられて初めて『自分はここが痛かったんだな』とか、気づきがあることも多い。ご自身を振り返るきっかけになったらいいなと思って」

刺激の少ない鍼と灸を使い、一人ひとりの体の状態に合わせて施術します。

2階には隆秀さんの仕事場が。

東京の大学院で建築を学んだあと、長野市信州新町に拠点を持つベンチャー企業に就職した隆秀さん。


5年ほどで退職し、在職中に興味を持った瞑想と、小中学生向けに勉強を教える塾を立ち上げました。


安茂里から車で40分ほど。


堀井さんの家は小川村内にある、築150年の古民家です。

自宅でも、鍼灸院と学習塾を開き、2拠点で事業を展開しています。

■堀井あすかさん「小川村の村内だけで経営を成立させるというのも大変なので…町と田舎のいいとこどりという感じ」


学習塾スペースはまさに寺子屋風。村内の子どもと親が気兼ねなく集まれる場を目指します。

■堀井さん夫妻「(住み心地は?)いいです、ご近所さんもよくしてくださる。周りの方が優しいです」


長野市へのアクセスの良さだけでなく、地元の人と移住者のバランスがいいのも、住みやすさの一つです。


■堀井さん夫妻「新入生の半数以上が移住なので、すごく気楽にとけ込める」「歩いていける距離にもともと住んでいるお友達がいて、行き来する友達が移住してきた子だったり、いい具合のバランスで」