自転車に乗っていた33歳の女性が軽乗用車にはねられて亡くなった事故が波紋を呼んでいます。人通りが多い歩道を、車が頻繁に横断するいわゆる「危ない歩道」で死亡事故が起きた現実。歩行者の安全をどう守るのか、現場を「縦割り」に管理している富山市の3つの課を取材すると…。

4月1日、富山市の城址公園前の歩道で自転車に乗っていた33歳の永森志寿香(ながもりしずか)さんが、駐車場に入ろうと左折してきた軽乗用車にはねられ、亡くなった事故。現場にはきょうも花をたむける人の姿がありました。

永森さんの母親:「本当に返して欲しいです。まだ33歳なんです」

きのう永森さんの母親は、娘を亡くした憤りを語りました。
現場の歩道は、一定の広さがあり、通行量も多いため、歩道を自転車も走ることができて、専用のレーンが作られています。


しかし、バス停がある関係で途中から自転車のレーンがなくなり、現場の歩道は、駐車場に誘導するように色が変わっています。さらに警備員も置いていませんでした。


永森さんの母親:「あそこの駐車場の前は本当に危ないと思う。警備員もいないし。あそこにやはり誰か置いておくべきだと思う」

歩道と駐車場、公園については富山市のそれぞれ別の課が管理しています。

安全管理は十分だったのか…。まずは歩道を管理する道路河川管理課は。
