ゴルフの祭典「マスターズ」が6日に開幕する。2021年にアジア勢で初めて優勝を果たした松山英樹(31)の歴史的瞬間を、当時、放送席で涙ながらに見守った中嶋常幸プロ(68)、宮里優作プロ(42)、TBS小笠原亘アナウンサー(50)の“もらい泣きトリオ”に、今大会の見どころを聞いた。
小笠原アナ:
我々3人といいますと、言う必要は全くありませんけど。2021年に松山選手の優勝の時に、涙涙で。放送席は・・・撮ってると思いませんでしたからね、中島さんあれね。
中嶋プロ:
そうですね。あんな風に撮られているとは思わなかったですからね。
小笠原アナ:
びっくりしました。“沈黙の55秒”と言って、恐らく一番最初に涙したのは宮里優作プロではないかと私は思ってる訳なんですけども、優作さん、かなり反響もあって・・・もう落ち着きました?
宮里プロ:
あれがトレンド入りすると思わなかったので。
小笠原アナ:
しましたね。してしまいましたね。今年も3人でお伝えする訳なんですが。勝手に恒例にしますけど優勝予想、行きましょうかね。
中嶋プロ:
優勝予想っていったって優勝できるほど簡単な試合じゃないんだってこれ。僕は4大メジャー全てで優勝するキャリアグランドスラムが懸かったロリー・マキロイ(33、北アイルランド)。調子も上がってきてるし第1候補に挙げたいですね。キャリアグランドスラムへは9回目の挑戦ということになります。
※ロリー・マキロイは2011年全米オープン、2012年全米プロゴルフ選手権、2014年全英オープン、全米プロゴルフ選手権で優勝
小笠原アナ:
去年最終日64でマキロイは2位。ベストだったんですね。(マキロイの)カギはどこになりますか。
中嶋プロ:
初日のスタートですね。
宮里プロ:
(2011年は3日目が終わって首位で優勝が)手に届くところにあったのも知っているから、気持ちを抑えてというか手綱を締めて、第4コーナーまでずっといけたら、やっぱり強いかもしれないですね。
中嶋プロ:ほかには?
宮里プロ:
僕ですか。僕はですね、もちろんスコッティ・シェフラー(26、アメリカ)の連覇。今年も勝ってますし、スコッティ・シェフラーと今ワールドランキング1位(収録時)のジョン・ラーム(28、スペイン)ですかね。ただ球筋がちょっとジョン・ラームはフェードが多いので、そこがマスターズにうまくはまるかっていうちょっと難しいとこなんですけど。
※マスターズはフェードヒッターが不利と言われている。