今月から自転車を運転するときのヘルメットの着用が、すべての年齢で努力義務となりました。着用率はこれまで伸び悩んできましたが、改正道路交通法が施行されて5日目。自転車販売店は、予想以上の売り上げに驚きを隠せません。

サイクルショップ カガ・森健太郎さん
「全く予想してなかったです。やっぱりヘルメットって大きく見た目に関わるので一気にここまで反響があるんだなというのは本当に驚き」

およそ40年の歴史を持つこちら金沢市内の自転車店では、ヘルメットの着用が努力義務化される直前の先月末から売り上げが急増。例年より4倍も仕入れを増やし対応しています。

金沢市内の自転車販売店

サイクルショップ カガ・森健太郎さん
Q.客層は「3月の末頃から急に増えだしまして、基本的には一般車(ママチャリ)に乗っているようなご高齢の方を中心にご来店いただいている」

商品によっては取り寄せに数日かかったり早くも在庫切れだったりするものあります。しかし、購入する客の多くは比較的年齢の高い世代で、若い世代では少ないということです。

サイクルショップ カガ・森健太郎さん
「周りがすごくかぶりだすとそれに合わせてかぶらなきゃとなってくるので、高校生とか中学生とかに意識がどんどん浸透していくのではないかと思います」

石川県警調べ

石川県警が去年行った調査では自転車のヘルメット着用率はおよそ19パーセント、5人に1人にとどまっています。