福島第一原発の処理水の海洋放出に反対する韓国の最大野党の議員らが6日から福島県を訪問することが明らかになりました。与党は政治利用のために「扇動している」などと批判しています。

福島第一原発の処理水について、日本政府は今年の春から夏にかけて海洋放出する予定です。

こうした中、放出に反対する韓国最大野党「共に民主党」は6日から国会議員らが福島県を訪れると発表しました。関係者によりますと、訪問するのは現時点で5人で、8日までの滞在期間中に近隣住民との意見交換や原発施設の視察を計画しているということです。

これに対し、与党「国民の力」は処理水について懸念する世論を野党が政治利用するために「扇動している」と批判しています。

処理水放出をめぐっては3日、韓悳洙首相が「必要ならば、韓国が独自に検査できるよう日本政府と協議している」と明らかにしています。