ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る 昭和40年代の 離島の急激な過疎化を記録した貴重な映像の一コマです。

春は別れの季節。
長崎の52年前にはこんなことがありました。

昭和46年(1971年)3月、長崎県五島列島の北部、小値賀町の野崎島から住民が船に乗って桟橋から離れていきます。

住み慣れた故郷を捨て、別の地の移り住む島民の集団移転を撮影したカラーフィルムです。

シンボルの旧野首教会がたたずむ野崎島。
船に乗り合わせて次々に島を去っていく家族連れやシスターらの姿が映像に映し出されています。

野崎島は潜伏キリシタンの地として、2018年に世界文化遺産の1つに認定されました。

過疎の波に押され1990年代には無人島になった野崎島ですが、今は「世界遺産の島」として全国から注目を集めるようになりました。

放送局が撮影した 長崎の映像を配信している“ユウガク”より