■HPでは「外国籍積極採用」掲げている矛盾


日比キャスター:
この吉野家においてはHPでこのようなこともうたわれています。

吉野家HPより
「ダイバーシティ(多様性)」をキーワードとし、組織の活性化を目的に外国籍社員の積極的な登用を続けています」


Aさんも取材に応じていただきましたが、今回のこういった対応には「矛盾を感じる」とおっしゃっています。

井上キャスター:
前々から感じることですけど、こういった就職活動や説明会というのは学生側が企業をふるいにかける機会でもあると思うので、こういった「おかしいな」と思ったことがSNSなどで大きく明るみに出るというのは、これは次に繋がっていくことなのかなと思います。

田中ウルヴェさん:
吉野家自身もいろいろなバックグラウンドを持つ若者を取ることで、自身がいろいろ素晴らしいデザイン思考を持って、色々創出した会社になっていけると思うので。実はそれって本当は大事なことですよねっていうことを立ち返って欲しいです。

ホランキャスター:
ウルヴェさんのお話にあったように、実際にそういう機会ってあってしかるべきだと思うのですが、「ダイバーシティ(多様性)」をキーワードとして「外国籍の方でも採用します」というふうに言っているのにも関わらず、今回の行動はなぜなんだろうという疑問はやはり残りますね。

田中ウルヴェさん:
これが本当に言葉だけになっていて、「ダイバーシティ(多様性)」とは、つまりはどういうことなのかということをどれぐらい社内で話しているのかというようなことはとても気になりますよね。その言葉だけ、というのは本当にもったいないことだと思います。

井上キャスター:
吉野家だけでなくて他山の石として、全企業がやはり考え直す、これはもう当然なんでしょうね。