埴輪を通して古代の歴史に理解を深めてもらおうと、宮崎県内の古墳から出土した埴輪のレプリカが県庁に設置されました。

県庁の南庭園に設置されたのは、西都原古墳群と新田原古墳群から出土した埴輪のレプリカ4体です。

このうち2体は、西都原古墳群から出土した冑や鎧の形をした埴輪がモデルとなっていて、本物の埴輪は、5世紀前半に作られたとされています。

(西都原考古博物館・後藤清隆さん)「この2つの埴輪が出土した古墳は男狭穂塚・女狭穂塚の近くにあり、その2つと一体を成している古墳と考えられている、力を持った人たちが西都原に居たというところに思いを馳せてもらうと、より一層楽しめると思う」

県庁に設置されている埴輪のレプリカは、以前は県外で出土した埴輪がモデルでしたが2年前から県内で出土したものに置き換えられていて、県ではこうした取り組みを通して、古代の歴史を正しく理解してもらいたいとしています。