小中高校で不登校の児童・生徒が急増していることを受け、文部科学省は31日、1人に1台配布された端末を活用して「小さなSOSを見逃さない」ことなどを柱とした不登校対策を公表しました。

「COCOLOプラン」と名付けられた対策では、「不登校により学びにアクセスできない子どもたちをゼロにする」ことを目指すとしています。具体的には、▼授業時間を減らすことができる「不登校特例校」の設置を促進するなどして、不登校の児童生徒全ての学びの場を確保すること、▼1人1台ある端末を活用して不登校になる前に子どもの小さなSOSを見逃さないことなどを通じて、誰一人取り残されない学びの保障を実現するとしています。

端末の活用例としては子どもたちに毎朝、その日の気分を入力してもらうことなどが考えられ、既に実施している学校もあるということです。

この「COCOLOプラン」について文科省はきょう、全国の教育委員会に通知を出しています。