寄り添い続ける大崎さん「自信を持ったらいいと思う」

 そんな孝さんが抱える過去に大崎さんは正面から向き合います。

 (孝さん)
 「みんな大学に行ったり専門学校に行ったりしているけど自分はこういう学園で。最初は負け組やと思っていたんですけど、やっぱり全日制に行けなかったことや、あまり勉強で結果を出せなかったという意味では、ここに来るまですごく悩んで。高校途中で変わって良い仕事に就けるのかよって」
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 (大崎浩さん)
 「学校というのはひとつの枠の中にはめ込まざるを得ない。その枠にはめていってしまうというか。合わないという子はいて、ただその子が能力がないということは絶対になくて。別の学校へ行ったり別の仕事をしたりして成功している子たちもたくさんいるし。ここでたくさん社会的な経験ができたということは、それだけ経験値が積みあがっているということだから、自信を持ったらいいと思う」

 何度も挫折を味わった自分だからこそできることがあるはず。大崎さんは寄り添い続けます。