すでに全国に被害が拡大した今…対策は困難

 大阪府での被害は、2015年に大阪狭山市で確認されて以降、毎年約半径3kmずつ広がり、大阪府内ですでに19の市町村に拡大しています。全国各地でも被害の拡大が確認され、去年には兵庫県でも初めて目撃されました。予防や駆除のための薬剤も開発されていますが、木の中にいる幼虫の駆除は困難で、対策は難しいと話します。

 (京都府森林技術センター 小林正秀主任研究員)
 「ドイツとかは被害が見つかったらその周辺の元気な木も含めて燃やすということをやっているんです。日本に入ってきたときだったら当然、全部燃やすのが正解。こういうふうに広がってしまったら、もう今から燃やすというのは難しいと思います」