「ない袖は振れない」加害企業 「裁判で和解した」製造企業

2023年1月の三者協議の後──

(記者)次世代の健康被害が騒がれてますけど、どう受け止めていますか?
カネミ倉庫 加藤 大明社長:
「それは私共が判断することではなくて、油症班(※)が判断することで、コメントする立場ではありません」 ※全国油症治療研究班
(記者)原因企業としてどのようにお考えですか?

カネミ倉庫 加藤 大明社長:
「原因企業はカネカさんじゃないですか?うちですか?」
(記者)原因企業だからお見えになっているのではないですか?
カネミ倉庫 加藤 大明社長:
「私共は責任取るために来ているんですが、大元の “原因” を作ったのは “PCB”でしょ?」

カネミ倉庫は、認定患者に対して、毎年、医療費として総額 約1億円、和解金500万円を分割して1人あたり 5万円ずつ支払っています。
※認定時の一時金は23万円

しかし『ない袖は振れない』と、これ以上の負担に対応できない可能性を示していて、被害者達は認定を待つ次世代のためにも『カネカ』に救済の枠組みに入るよう求めています。