PCBがなかったら人生は狂っていなかった

被害者らは2022年11月、カネカ高砂工業所(兵庫県高砂市)を訪ね、事業所入口で要望を伝えました。

カネミ油症被害者 三苫 哲也さん:
「カネミ油症被害者の多くは、この世にPCBがなかったら、カネカがPCBを製造していなかったら、私の人生は狂っていなかったと訴えているのをご存知でしょうか?」


『カネカ』は当時の裁判で 6回連続 敗訴したものの、7回目で一転して勝訴。
最終的に総額 約105億円を支払う代わりに “事件について責任がない”ことを認めさせ 和解しました。
次世代へ続く被害も含め「尽くすべきは 尽くしてきた」としています。