市民に愛された旧球場の姿を一部でも残そうと、掲げられたコンセプトは「旧市民球場の記憶の継承」。さきほどのホームベースのほかにも…

小林康秀 キャスター
「こちらが、日本シリーズやセントラル・リーグの広島カープ優勝記念碑『勝鯉の森』ですね。カープのまさに聖地なわけですけども。そのすぐ目の前にあるこちらをご覧ください」

「覚えていますか、みなさん? カープの旧市民球場のライトスタンドのあのベンチが、ここに移設されているんですよ。あの立ったり座ったりのスクワット応援がよみがえってくるような…、こんな感じでしたよね」

「勝鯉の森」は、カープファンにとってはたまらない憩いの場所です。広島市中心部にはこれまで屋外でゆっくり休憩できるようなスペースが不足していました。そこで、企業グループは「ゲートパーク」を「 ”オソト文化” を育む場所」と提案しています。

小林康秀 キャスター
「折り鶴をイメージした大屋根の下(大屋根ひろば)にいます。東京ドームと同じ幕材が使われているということですが、こういったところにテーブルやイスがありまして、Wi-Fi環境が整えられています」

「座ってアウトドアワークをすることもできますし、修学旅行で訪れた小学生などがお弁当を食べてもらえるようなスペースになっています」

ほかにも「スケートボード場」や、公園の地形を生かした「こどもひろば」もあり、幅広い世代が集えるようになっています。

公園内には「シミントひろしま」と名付けられた商業施設もあります。

周りの木々に溶け込むような木のぬくもりを感じる箱型の建物。カフェやレストランなどの飲食店のほか、アウトドアやファッションなどの店舗あわせて16店が入っています。

このシミントひろしまの一角を利用して、カープファンにはうれしい旧球場のスコアボードや歴代ユニフォームも特別展示されています。(歴史&カープお宝展 5月7日まで)

小林康秀 キャスター
「広島初出展のお店『Eggs’n Things SHIMINT HIROSHIMA』です。看板には『ハワイ』と書いてありますね。ハワイ発祥のお店で、ハワイの朝食を食べさせてもらえるということです。入ってみましょう」

広い園内をながめながら、看板メニューのパンケーキを注文しました。もちろん、外でいただくこともできます。

一色晴信 店長
「ストロベリーホイップクリームとマカダミアナッツのパンケーキでございます」
― 大きいですね。だいたい、どれぐらいの高さ?
「高さ15センチで140グラムあるホイップクリームになります」

小林康秀 キャスター
「いただきます。ふわっとしたホイップと、ふわっともちもちしたパンケーキのコラボレーションという感じですね。おいしいです」
Eggs’n Things 一色晴信 店長
― こちらでお店を開くのにはどんな思いが?
「広島市の中心部ということもあり、地域のみなさまと一緒に盛り上げていけるようがんばっていきたいと考えております」