友との約束果たすため… “チームひとつに”全国へ

チームを強くするために、高橋選手は1年生のときから積極的にコミュニケーションをとり、チームの意識をひとつにまとめるよう努力したと言います。

稽古中もチームメートとコミュニケーションをとる

帝京長岡高校剣道部主将の柳原綾雅選手は中学のころからの同級生でもある高橋選手について、こう話します。

帝京長岡高校剣道部 柳原主将は中学時代から高橋選手と競い合ってきた

【柳原綾雅 主将】
「技の練習とかでもアドバイスなり、自分たちにもしっかりしてきてくれて、とても心強い選手だと思います」

一方で、県外の強豪校へ進学した同級生との『ある約束』が、高橋選手の原動力の裏にあります。

【高橋怜暉選手】
「もう一回、自分が新潟県で1位をとって、あいつら(同級生たち)が各県の1位を取って、それでみんなに会うんだ。全国でもう1回、みんなで会おうねという気持ちが、逆に自分をここまで頑張らせてくれたんじゃないかなと思います」

仲間との約束と、親子の意地。帝京長岡男子剣道部が、初の全国舞台に挑みます。

【帝京長岡高校剣道部 高橋直志監督】
「力のあるチームでも力のある子たちでもないんですけども、自分たちの今までやってきた剣道を素直に出して全国の強豪校に立ち向かってくれたらいいなと」

【高橋怜暉選手】
「自分に繋がるということは、仲間たちが自分なら勝てる、自分に、大将に回したら勝てると思って回してくれたものだと思います。代表戦になっても、大将戦になっても、勝つという気持ちでやりたいと思います」

なお、27日に行われた試合で、帝京長岡高校は残念ながら初戦敗退でした。
ただここで負けて終わりではないと思いますし、高橋選手の努力は次にきっと繋がると思います。夏のインターハイに向けて、頑張ってください。