去年6月、岩手県奥州市の閉店したペットショップにイヌやネコなどおよそ300匹が放置された問題で、県は24日、全ての動物の譲渡が完了したと報告しました。

 この問題は去年6月、奥州市内の閉店したペットショップに犬や猫などおよそ300匹が放置されていたもので、動物愛護団体や保健所などが動物を保護し譲渡会などを開いて飼い主を探してきました。
 県は24日盛岡市で開かれた動物愛護推進協議会で、保護されたおよそ300匹の動物全てが23日までに殺処分されることなく、個人や動物愛護団体に譲渡されたと報告しました。
 出席した委員からは安堵の声が聞かれた一方で、このような問題を繰り返さないためには情報公開が必要との意見が出されました。
 県は今後動物取扱業者に対し、必要に応じて抜き打ちの立ち入り検査を行うほか、研修を通して従業員の資質向上を図ることにしています。